10thly(テンスリー)は、「10日間」をひとつの単位とするライフサイクル・フレームワークです。
1週間でも1ヶ月でもない「10日」という区切りを用いることで、従来の時間感覚から少し距離をとり、自分の価値観やリズムに合わせた暮らし方・働き方・学び方を見つけていくことを目的としています。
現代の時間管理は、「週次」「月次」「四半期」など、外部から与えられた構造に合わせて設計されています。10thlyは、そうした構造に囚われず、“自分の変化が見える速度”で過ごすことを重視します。
10日間ごとに振り返り、整え、少しだけ軌道修正する。そんなサイクルを繰り返すことで、目標達成のためだけでなく、自分らしさを保ちながら進む感覚を育んでいく仕組みです。
10thlyは「効率を最大化する」ためのシステムではありません。
むしろ「何が大切か」を少しずつ見極め、「自分の重心=カナメ」を取り戻していくための時間設計の試みです。

ロゴと3つの概念:Kaname・Meguri・Yuragi
10thlyのロゴは、「扇(おうぎ)」をモチーフとしています。
これは10thlyを支える3つの基本概念──Kaname(カナメ)・Meguri(めぐり)・Yuragi(ゆらぎ)──を象徴的に表現したものです。
Kaname(カナメ)
自分にとっての「重心」や「軸」。人生や日常の中で大切にしたい価値やテーマを指します。ロゴの中心点にはこのKanameが来ることを前提に、あえて空白を残しています。
そこに何を置くかは一人ひとり異なり、それが10thlyを使う上での出発点となります。
Meguri(めぐり)
時間やエネルギーの流れ。10日というサイクルで繰り返すプランニングとレビューによって、Kanameに沿った小さな「めぐり」を日々の中に生み出します。
ロゴの放射状の形状は、この循環や波のような広がりを視覚化しています。
Yuragi(ゆらぎ)
予測不能な変化や揺れ、そしてそれに向き合う柔軟さ。自然の風や波に象徴されるように、生き方の中に生まれるブレや動きも大切にするという姿勢を表します。
ロゴ全体の形は、扇でありながら波や風の動きをも想起させ、このYuragiの存在を暗示しています。